Samarqand Part 7|なぜサマルカンドでハチャプリなのか
そしてようやく、オルズ・マフムードフ通りが見えてきた。
ここを右へ。
そのまま、進行方向左側の歩道を歩いていく。
University Boulevardとは、少し雰囲気が違う。
まず目に入ったのが、Lu Familyというレストランだった。
中華料理の店。
サマルカンドで中華。
それだけでも少し意外だった。
しかも、隣には中華食材を売っているスーパーのような店まである。
こういう店が普通にあるということ自体が、少し面白い。
さらに歩いていく。
すると、今度はKFC。
ウズベキスタンでは、世界中で見かけるような大手チェーン店をほとんど見ない。
少なくとも、私が歩いた街では、StarbucksもMcDonald'sもBurger Kingも見かけなかった。
だからこそ、サマルカンドの街角でKFCの看板を見つけたときは、妙に目を引いた。
これも、ちょっと新鮮だった。
さらに進むと、今度はRoni Pizza。
Roniは、タシケントへ行くと必ず立ち寄るくらい好きなピッツァレストランだ。
そのRoniが、ここサマルカンドにもある。
しかも、ここはサマルカンド1号店だった。
「あ、Roniまである。」
これはちょっと嬉しかった。
現在は閉店しているようなのが残念だけれど、このときはちゃんと営業していた。
その先には、Moneという雰囲気のよさそうなカフェ。
こうして歩いていると、オルズ・マフムードフ通りは思っていた以上に店が多い。
そして、さらに歩を進める。
すると見えてきたのが、今回どうしても行ってみたかった店だった。
Caucasia。
グルジア料理のレストラン。
なんで、ウズベクでグルジア?
でも、行ってみたかったのだ。
外から見ると、全面ガラス張り。
なかなかお洒落な店だった。
ただ、時間は午後2時頃。
食事の時間としては、少し中途半端だったのだと思う。
店内を覗いてみると、客の姿がない。
「一人なんですけど。」
そう伝えると、「どうぞ」とテーブルへ案内された。
店内には、グルジアの国旗がいくつも掲げられている。
外観だけでなく、中もなかなか雰囲気がいい。
メニューはあとから持ってきてもらうことにして、まずはビール。
それほど暑い日ではなかったけれど、レギスタン広場からここまでずっと歩いてきた。
何か飲みたかった。
ビールが運ばれてくるまでの間に、何を食べるか考える。
やっぱり、ハチャプリとヒンカリにしよう。
ビールがテーブルに届いたところで、そのまま料理も注文する。
ハチャプリは、いつものあれ。
これはもう、何も考えずに即決。
問題は、次のヒンカリだった。
言ってみれば、大きな水餃子のようなもの。
ただし、中身のバリエーションがかなり豊富だ。
そこで店員に聞いてみた。
「おすすめは?」
返ってきた答えは、
「チーズ入り。」
「チーズ入り?」
そう聞いた瞬間、ちょっと思った。
ハチャプリもチーズ。
ヒンカリもチーズ。
それ、一緒になるじゃないか。
でも、おすすめだという。
なら、それにしてみよう。
しばらくして、料理がテーブルに運ばれてきた。
まず、ハチャプリ。
でかい。
思っていたより、かなりでかい。
ハーフサイズがあるなら、そっちにしておけばよかった。
そしてヒンカリ。
見事に、チーズ×チーズになった。
しかも、重たい。
もともと小食なのに、完全に量を読み違えた。
食べながら、やっぱり思う。
ヒンカリは肉系にしておけばよかった。
結局、半分くらいで限界。
全部は食べきれなかった。
でも、まあいい。
海外では、こういうこともよくある。
やっぱりヒンカリは肉系だよなあ。
……って、本場グルジアで食べたこともないくせに。
ビールを飲み終えて、もう少し何か飲みたくなった。
じゃあ、ワインにしよう。
ホール係に聞いてみる。
すると、
「当店はボトルでのご注文になります。」
ボトル。
いやいや。
昼間から一人で一本は無理だ。
ということで、ワインは断念。
このあたりで、しみじみ思った。
Caucasia、やっぱりちゃんとした高級レストランなんだな。
会計を済ませ、店を出る。
今度は反対側の歩道を歩き、University Boulevardの方へ戻っていく。
すると、少し先に気になる建物が見えてきた。
どこか中華風。
また、何かありそうだ。











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