Warsaw Chronicles 2026 第7章|ワルシャワ旧市街で食べるピエロギ
Warsaw Chronicles 2026 – Chapter 7: Pierogi in Warsaw Old Town
ジュネーブで聞いたひと言から、ワルシャワ旧市街のピエロギへ
ワルシャワ旧市街を歩いていて、いろいろなレストランが気になった。
Watches and Wondersの会場で、「今回はこのまま日本に帰るのか」と聞かれた。
「いや、今回はワルシャワで一泊してから帰る」と答えると、返ってきたのはひと言。
“Then pierogi is a must.”
ピエロギは必ず食べるべきだ、と。
そう言われてしまうと、もう食べないわけにはいかない。ワルシャワに着く前から、ピエロギは今回の旅の小さな宿題になっていた。
ポーランドに来たからには、どこかでピエロギは食べておきたい。そう思っていたものの、旧市街を歩いていると、あちらにもこちらにもピエロギを出す店がある。どこに入るべきか、少し迷う。
Zapiecekは、いわゆる観光客向けのポーランド料理店だと思う。旧市街のあちこちに店舗があり、ジグムント広場の近くにも店があった。ただ、そちらはかなり混んでいて、ほぼ満席。そこで少し歩き回り、フレタ通りのあたりにある店舗に入ることにした。
もともと小食なので、アラカルトで軽く食べるつもりだった。ところが、席についてお姉さんにおすすめを聞いたところ、返ってきたのはど定番のトラディショナル。9つのピエロギが並ぶ一皿だった。
中身は、肉、肉とマッシュルーム、そしてルテニアンと呼ばれる、マッシュポテト、カッテージチーズ、ソテーしたタマネギを合わせたものなど。
正直、最初は少し多いかもしれないと思った。
けれど、食べ始めてみるとこれが楽しい。もちっとした皮の中に、ポーランドらしい素朴な具材の味が詰まっている。そこに付け合わせのサワークリームを合わせると、やわらかく、少し酸味のある味になる。
さらに、ベーコン、あるいは豚脂と玉ねぎを炒めたような、いかにも中欧らしいオイルソースをかけると、ぐっと味に厚みが出る。同じピエロギでも、合わせるものによって印象が変わる。サワークリームで軽く、ミートオイルでしっかり。味変をしながら食べているうちに、9つのピエロギは思っていたよりも自然に進んでいった。
結果、完食。
旧市街を歩き、教会を訪ね、広場を眺め、そのあとに食べるポーランドの定番料理。観光地の中心にあるレストランではあるけれど、この一皿でようやく「ワルシャワに来た」という実感が、身体の中にも入ってきた気がした。
次に来ることがあれば、もう少し地元寄りの店で、もっと素朴で、もっと重たいピエロギを食べてみたい。けれど、初めてのワルシャワで最初に食べたピエロギとしては、Zapiecekのこの一皿は悪くなかった。
さあ、ホテルへ帰ろう。適当な場所まで歩いていく。
そこで見つけたのがショパン・ミュージアム。残念ながらすでに本日の営業は終了のような雰囲気。そこで外観だけでも。
Boltでタクシーを手配。今回も何の問題もなく乗車。
さて、お楽しみのサウナが待っている。





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